田舎暮らしは10年目になる。2012年まで、東京都武蔵野市に住んでいた。
吉祥寺と西荻窪との真ん中に住んでいた。「日本で一番住みたいまち」とよく聞いていた。当時、確かにとても住みやすい街だなと僕らも思っていた。面白いお店が多いし、西荻の文化があって、吉祥寺の便利さと、井の頭公園の小さな自然があって。
都会の暮らしは楽しかったよ!
が、今住んでいる姫路市安富町の小さな集落もとても住みやすい、毎日とても楽しいよ!
じゃ、都会の暮らしを捨てて、田舎に移住して何が変わったのか?
まず二つの点が最初浮かぶ・・
1 経済的に少し自由になったこと
東京の時に、めちゃ長期の住宅ローンを組んで家を買いました。東京の家は大好きだったが・・・やはり、ローンが残っている限り、家賃みたいに、毎月ローンを払わなければいけないよね。結局、家の一部、の何割か、自分のモノではなく、銀行のものだよね・・・
あの住宅ローンは首にかけられた縄のようなものと感じていた・・・ローンは65歳まで支払うになっていたが・・・65歳まで待たなければいけないのか、あの縄から解放されるのは・・
今住んでいる家は150年築の古民家。リフォーム代を入れて、ちょうど、東京の家の7分の一のコスト・・・
7分の一!で、今住んでいる古民家は本当に前の東京の家より、とても気持ち良く住める。
東京の家を売った。住宅ローンを閉めた。すこしでも、自由になった。毎月のローンの支払いはなくなったから。
ラットレースから、足一本外した!
2 消費者から生産者に転換したこと
東京の時、本当になんでも消費していた。勤務時間以外、いつも、何か、消費していた。カフェいったり。買い物したり。
美術館行ったり。いつも、必ず、お金を使って、消費する!
疲れたら、ゆっくり、居酒屋であそんだり、美味しいラーメンをたべたり・・・たのしいが、いつも財布を出さなければいけないね。すべてはインプット、アウトプットなし。だった。
田舎暮らしを始めて、逆転した。
今の毎日のインプットはユーチューブと村の友達のお話(播州弁)。お金のかからないインプット。
週末は自分が生産者になる。もうほとんど、消費しない。自分の生産するのは、冬用の薪、毎日用の野菜。
家具が欲しいときに、自分で作ってみる。
自分が生産者になるとね、自分に自信がつく!
こういう経験もできるから、伝えたいこともできる。例えばこのブログを書く。「失われた田舎暮らしを求めて」の漫画を描く。
消費すると何も学ばないが、やはり何かを自分で作ってみると、たくさんのあたらしいことを学び、新しい知恵を習得することができる。素晴らしいことです。