ダッチオーブンで豚肉と大根の煮込み

11月。ダッチオーブンで料理を作りたくなる季節。

火をおこし、すこし、自分のセーラピになる。2,3時間の間、炭の火の面倒を見てあげるだけ!音楽を聴きながら。

やっぱ、一週間仕事すると、在宅勤務といっても、疲れがたまる。肉体の疲れは、毎日の運動(ローイング、10キロ)で解決するが。精神の疲れもたまる。田舎ぐらししても、一週間働いて、やっぱ精神的に疲れる。燃え尽き症候群ほどではないが。

取り敢えず、外で、山を見ながら、火をおこして、じっくりダッチオーブンで煮込み、リラックスしよう!

70年代、80年代に人気を集まったフランスの歌手をききながら。VeroniqueSansonという歌手、ご存知??

母がLPを持っていた。感動せず聞かれない、こういう歌。「当時のフランスはまだよかったな」と思ってしまう。

今回豚肉&大根の煮込みをつくってみよう。 味は日本風。

材料:豚肉 大根 人参 シイタケ ひょこ豆 水 砂糖 醤油

🐖肉を小さくに切り、胡椒、レッドチーリ ナットメッグ をつける

数時間前に、ひょこ豆を水につけて置こう。

まず、ダッチオーブンを温めて、豚肉を軽く焼く

と、残りの材料を入れて、蓋をする

蓋の上に炭を置いて、オーブン効果を求める。炭の世話をしながら、ゆっくりお茶を飲んで、フランスの歌の聞く

歌の雰囲気によって、料理の味が変わるから、気を付けましょう^^

定期的に、蓋を開けて、ダッチオーブンの中の様子を確認する。優しく混ぜてあげましょう。

夏の、一つの楽しいこと:夏のキッチン

日本の夏・・・暑さ+湿度=恐ろしさ という方程式があるけど、楽しいこともたくさんある。

楽しいことの一つに、外で料理を作ることがある。
「夏のキッチン」は楽しい。

家中が暑くなるので、なるべく外で料理を作る。
フランス語では夏のキッチン Cuisine d’été という(今の家に冷房はない)


フランスもそうだった。

両親の持っている南仏(プロヴァンス)の別荘には夏のキッチンがあった。

あぁ、ところで、母が亡くなって、

父がその別荘を売ることにしたんだ。興味があれば、買ってください…

12万ユーロ=1千6百万円。
あの家は最高です。山がみえる眺めは素晴らしい。150年前に造られた家。

フランスの不動産の物件で検索したら、ちょうど出てきた、この家↓

下の扉は、夏のキッチンの扉。壁は岩なので、(奥の壁は岩盤)、いつも涼しい。

ここはリビング。昔のまま。

家には母の思い出がありすぎるし、パリから遠すぎるので、父が手放すことにした。

向こうにみえる山は、播磨と違って、とてもドライ。プロヴァンスの気候…


播磨に戻りましょう…

ここは、咲ちゃんと一緒にしてる畑。

「のんびり農業部」という。
毎週2,3時間だけ農作業する・・・とてものんびりとした農業部(部員二人)。

トマト、ピーマン、ナスがたくさんできる。

夏の野菜はいつもラタトゥイユ風につくる。でかいナベに入れて、塩&オリーブオイルとハーブ、野菜をいれて、ゆっくり煮込む。今回インドでよく使う赤いレンズ豆もいれた・・・

家が暑くならないように料理を外でする。とても楽しい。
少し、キャンプの気分にもなる!

おいしくな~れ!!!

ラタトゥイユは、できあがったら、冷やして、冷たいままで食べる。

おすすめ!

ジビエ料理:シカ肉のシヴェを作ろう(ダッチオーブンで)

姫路市の北部にあるこの村には、人より、シカが多い。

時々、村の友達がシカ肉をくれる。

今回、フランスのジビエ料理を代表するシヴェを作る。シヴェは、シカ肉、イノシシ肉、また野兎肉で作ったりする。

シヴェは歴史のある料理。中世時代からの料理!13世紀のManuscriptDeSion(フランスの最古料理の本)にシカ肉のシヴェが載ってるらしい。

  • まず、シカ肉、ニンジン、玉ねぎを、赤ワイン(ボトル1本)、とアルマニャック(1大匙)を加え、
    一日、大きい皿で寝かしておく。
  • 翌日、シカ肉だけを出して、まずダッチオーブンで軽く、混ぜながら、焼く。少し、小麦粉をたして、また混ぜる。
  • そこに、残りの赤ワイン、ニンジン、玉ねぎ全てをダッチオーブンに入れる。塩、こしょう、ハーブ。トマトソース。
  • 今回は、ドライレーズンを入れました。(ドライレーズンも、アルマニャックにつけてた)

かなり簡単な料理。

ジビエ肉って、少し、癖があって、硬いとよく言われるね。

シヴェでは、肉をゆっくり赤ワインに寝かし、赤ワインと一緒に煮込むので、大分、肉の癖がなくなり、柔らかくなる。

今回はシヴェをダッチオーブンで作るのは初めてだった・・・普段より、全然おいしくできた!

当然、シヴェは赤ワインに合う。食べるときは、シカ肉を煮込んだ赤ワインと全く同じワインを飲むのがおすすめ。

だから作るときに、同じワインを2本買う。

録画して、ユーチューブにアップロード。ビデオには、シヴェを作っている間に、友達の咲ちゃんが犬のチャチャと、たずねてくる。ー>お話しして、熱燗を飲み、シイタケやいたり・・・ー>ここで愛妻が仕事から帰ってくるー>シヴェのダッチオーブンの側に、熱燗を用意・・・囲炉裏が、居酒屋化する!

シヴェのレシピでありながら、幸せのレシピにもなる・・

たつの市で発見+感動

今日は午前4時半から午後14時までしごと。休憩なく6時間の間、会議。

その後メールを読んだり、エクセルで計算したり・・・

その後、気分転換・・・ヒノキをすこし薪割して、たつの市にでかける。

歴史のありそうな和菓子屋さんで羊羹を買って、ぶらぶら。

ぶらぶらの途中、すごい場所を発見!!!

車庫に見えるけど、両側の壁には本が並んでる。

足を止めて写真を撮ろうとしたら、持ち主が陰から現れる。

「どうぞどうぞって、入ってください。」

「ハイ~お邪魔します。」(お邪魔するのは、ワカメタマゴの得意分野)

持ち主の名前を聞くのを忘れながら中にはいる。建物が奥まで続いていて、本は何千冊もある。文学がメイン。森鷗外、夏目漱石、永井荷風、三島由紀夫などの全集が並んでいる。

素晴らしい。

持ち主に(マスターと呼ぼう)「本屋さんですか?」と尋ねたら、「貸本屋」と答えた。

えぇぇ?! 「無料で貸している」って。ボランティア。

月、10人ぐらい本を借りるらしい。

「フランス語の本は置いてありますか?」と聞いたら、「レーモン・クノーが大好き、”文体練習”が好き」とマスター。

レーモン・クノーは中学校の時によんだことがあるな。かんぜんにわすれたな。

マスターの奥さんはどう思うでしょうね

「あぁ、ここに、星の王子さまはある!」とマスター、

「すごい、見て、今ちょうどアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの本をよんでいるところです」とリュックから出して、マスターに見せる。(今「戦う操縦士」を読んでいる)

左、マスターのサン=デグジュペリの本、右、今ワカメタマゴの読んでいる本

その後、二人で本棚をみながら:

マスターが「今、本を読む人が少なくなっている」溜息とまらず。

スマホ+人口の高齢化=平均レベルの劣化?・・・

確かに、姫路市内にいっても、本屋さんはめっちゃ少ない・・さみしいね・・東京の神保町はだいすきだった・・・あそこに本屋さんたくさんあった。

キレイな絵も飾っている。

「あなた、どこに住んでいる?」とマスター

「安富町!」

「おぉ、美味しい日本酒ありますね」

「そう、奥播磨」

この後、奥播磨の村に帰る。マスター、ありがとう。